事業主借・事業主貸

仕訳

従業員5人未満で個人事業主の事業所で経理を担当している ねこむらと申します。

今回は個人事業主のみが使用する勘定科目の事業主借・事業主貸について書こうと思います。

これは、個人事業主が自身の事業とプライベートのお金区別するために使います。

事業主借とは

事業主(プライベート用)からお金を借りるときに使用します。

使用例

  1. プライベート用のクレジットカードで事業用の備品を購入した場合
  2. 事業の交通費をプライベート用の財布から支払った場合
  3. プライベートの預金口座から事業用口座に振り込みをした場合

実際の仕訳

消耗品費 500 事業主借 500

事業主借は必ず右側(貸方)で使用します。

事業主貸とは

事業主(プライベート用)がお金を貸す(事業に直接関係しない支出を支払った)ときに使用します。

事業に直接関係しない支出であるため仕訳はしますが経費にはなりません

使用例

  1. 事業用口座からプライベートの生活費を引き出した場合
  2. 事業用のクレジットカードでプライベートな物を購入した場合
  3. 住民税や国民年金保険料を事業用口座から支払った場合

実際の仕訳

事業主貸 500 普通預金 ○○銀行 500

事業主貸は必ず左側(借方)で使用します。

POINT

事業用口座に利息がついた場合は、事業主借勘定を使います。

仕訳は

○○銀行 100 事業主借 100

現金が帳簿の金額より少なかった場合は事業主貸勘定を使います。

仕訳は

事業主貸 100 現金 100

※この記事の情報は、私の個人的な見解や経験に基づいているため、判断の際は専門家へのご相談をお願い致します。この記事で得た情報を基に行った判断や行動に関しては、全て自己責任であることをご理解ください。また、法律や規則は変更される可能性があるため、最新の情報を確認することをお勧めします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました