注意する必要がある交通費

仕訳

従業員5人未満で個人事業主の事業所で経理を担当している ねこむらと申します。

今回は交通費について書こうと思います。

業務の移動にかかる交通費は交通費勘定を使用します。

交通費にならないもの

交通系ICカード

交通系ICカードはチャージの際は経費(交通費)になりません。使用時に交通費となりますので履歴を印字もしくは出金伝票に日付、支払先、金額、内容(業務に関連する使用目的も)を記載しておきます。

チャージ時の仕訳

仮払金 10000 現金 10000

電車やバス等に乗車時

交通費 180 仮払金 180 

接待交際費となる交通費

移動にかかる費用でも接待交際費に該当するものがあります。

  • 接待をする側の交通費: 取引先や顧客を送迎する場合のタクシー代やハイヤー代は交際費に含まれます。
  • イベントや懇親会のため交通費:主催した懇親会に対して取引先が出席する場合、その移動にかかる交通費も交際費に含まれます。
  • 接待にかかる移動費用: 接待の飲食のために出かける際の交通費や、接待後に帰宅する際のタクシー代なども交際費に含まれます。

※接待を受ける側の交通費は一般的に「交通費」として扱われ、交際費には含まれません。

POINT

交際費は、原則として、経費になりません。特例として法人は資本金額に応じて、一定額の交際費を経費にできます。個人事業主は交際費に上限がありませんが税務署に対して交際費が適切に認められるためには事業に関連した支出を詳細な記録とともに領収書を保管することが必要です。

参考資料

国税庁 交際費等の範囲(接待を受けるためのタクシー代)

交際費等の範囲(接待を受けるためのタクシー代)|国税庁

No.5265 交際費等の範囲と損金不算入額の計算

No.5265 交際費等の範囲と損金不算入額の計算|国税庁

※この記事の情報は、私の個人的な見解や経験に基づいているため、判断の際は専門家へのご相談をお願い致します。この記事で得た情報を基に行った判断や行動に関しては、全て自己責任であることをご理解ください。また、法律や規則は変更される可能性があるため、最新の情報を確認することをお勧めします。

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